モデルが重くて、動かしづらい。そんな時は…。
一つ一つのパーツをCATIA上で組み立てていくことを「アセンブリする」といいます。バラバラだったパーツを順番に組み上げていくのは、その昔プラモデルを組み立てていた感覚を思い出させてくれます。
そして、その時のように組上がったモノをいろんな角度から見ようとすると、「アレ!?、うまくモデルを回せないぞ・・」。
これは、部品数が多くなった、いわゆる「大規模アセンブリ」でよく見かける光景です。さて、皆さんはどうしてますか?
大規模アセンブリって何?
「大規模アセンブリ」というと、船舶や飛行機、自動車などを思い浮かべてしまいますがそうではありません。
ここでいう「大規模アセンブリ」とは、『構成部品数が多いアセンブリモデル』のことを示しています。
構成部品は一般的に、携帯電話が約500点、テレビが約1000点、自動販売機は5000点、車は20000点だそうです。
高性能なカラー複合機だと25000点にもなり、CADからすると車よりカラー複合機の方が「大規模アセンブリ」となります。
必要な時に、必要なものを、必要な分だけ持ってくる
アセンブリを表示させる時に部品モデルを読み込んでくるわけですが、その際に部品の「履歴ツリー」の情報も一緒に持ってきます。
ご存じのとおり、このツリーがあることでモデルの修正が楽にできるのですが、実はこの履歴の情報を読み込むのに時間がかかるのです。
そこでCATIAは履歴情報を持たせずに形状情報だけを読み込ませることができる「キャッシュシステム」という機能があります。
例えばデザインレビューなどで形状修正しないような場面では、モデルを素早く読み込むことができ、且つ軽いデータで快適に
動かすことができます。また不意な形状変更が発生しても、必要な部品の履歴情報だけを呼び出して修正することができるのです。
「キャッシュシステム」の使用方法
「キャッシュシステム」で読み込んだ場合とそうではない場合では、ツリーの表示に変化があります。
通常、アセンブリのツリーを展開していくと、部品の履歴情報まで見えるようになっていますが、「キャッシュシステム」を使用した場合は、アセンブリの構成要素までしか確認できません。つまり、票制要素の表示だけでモデル修正はできない状態になっています。
ただしモデル自体は軽いデータで表示されていますので、画面内でモデルが快適に動くことが実感できると思います。
3Dモデルの表示はグラフィックドライバの性能によって変わってきますが、いくら高性能なグラフィックドライバを使用しても限界はあります。
このような機能を利用して、少しでも快適に、ストレスなく設計して頂ければと思います。
青柳 2008.05








